TOP > 眼瞼下垂での手術&入院日記
僕は2003/12/26に、眼瞼下垂の治療のため、手術を行いました。さて眼瞼下垂とはなんでしょう? 簡単に言うと、眼瞼(がんけん=まぶた)が下がってしまう病気です。僕の場合は、左側のまぶたが、右側のまぶたより2,3mmほどさがってました。眼瞼下垂では、「先天性」「後天性」「老人性」とあって、僕は「後天性」。子供のころは全く気にせず最近、やたらと気になってきて。 ずっとさがったままで、薬物では治らず、手術のみの治療となります。 このページでは、僕が眼瞼下垂を知って治療するまでの期間をまとめたものです。 これを機に、眼瞼下垂を皆さんに知っていただければ本望です。
以前から(いつかは忘れましたが)、左まぶたが下がっているな、と気にはなってました。履歴書や運転免許の顔写真や、遊びで自分の顔をデジカメでとって改めて見てみると、やっぱりどうもおかしい。自分だけ?なんて思ってました。 そして、今時間もあるし、自分の症状について調べてみるか!と思い立ちました。
調査といっても、まずは相談。ネットで相談できるサイトがあったので、そこで。 「左目のまぶただけ下がっているのですが」 という相談をして、回答が帰ってきました。 「眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)では?」 と言われ、ネットで「眼瞼下垂」をしらみつぶしに調べました。 そうしたら、なるほど納得してきた。眼瞼下垂について理解できたし、ああ、自分はこれかもしれないな、と。 また、眼瞼下垂に伴う症状(肩凝りや偏頭痛)もあるとのことで、自分もそうだから、これを治せば、肩凝り、頭痛も良くなるのでは?と思い始めました。 そうなったらいてもたってもいられない、早速治療しよう!そして病院選びを行いました。 本 本を調べていたら、こんなのが出てきた。 「眼瞼下垂」 、「眼瞼・涙器疾患 - 眼瞼下垂・眼瞼内反・涙道閉塞 コンパクト眼科学 (14) 」、「眼瞼下垂 」 医学書なんですが、高いですね、、さすがに。 まあ、図書館等で借りて調べたほうがよさそうですわ。 こういう本って図書館にある?医大の図書館かな。
最初は近くの、俗に言う街医者に行こうかと思いました。ですが、これは手術だなーと思った私は手術、入院設備の整っている、地元の某大学病院にいくことを決めました。しかも、このとき、この症状が眼科なのか、整形外科なのかわからなかったので、とりあえず眼科に行って、違ったら整形外科にその場で回してもらおうという、大学、総合病院特有のメリットも考え、大学病院に決めました。調査して2日後には病院へ。 そして診察。そこではいろんな検査を行いました。視力検査から目に空気を吹き付ける検査、その他諸々、、忘れました。 なんだかんだでその日は朝1から行っていたんですが、夕方まで一日検査をしました。 結果、 「左目の眼瞼下垂」 と診断。その場で、 「手術しますか?様子見ますか?」 と言われ、手術する覚悟で言っていたので、その場で 「手術お願いします」 しかも、年内(この日は12月9日)にお願いします、なんて言って、大学側からの連絡を待ちました。 その2日後に別途血液検査をして、再び待機。
そして約2週間後、ようやく手術&入院の日程が決まり、僕は入院をしました。
その後、自宅に戻った僕は、傷口の消毒をして軟膏を塗る、という処置をしていました。 実際は、カット綿、精製水、皮膚清浄綿(商品名:リンスキン)、綿棒を買ってきた。 (消毒にエタノールやアルコールはいけないようです。目の近くには絶対に使わないでくださいね) まず、精製水を何かの皿(僕の場合は紙コップ)に入れ、カット綿にしみこませ、それで優しく傷口を拭く。 そして皮膚清浄綿で傷口を拭き、消毒。そして綿棒に軟膏をつけて傷口につける。 (このとき、看護師さんに言われたことは、最初、軟膏を少しだけ綿棒の枝のところにつけ(ばい菌防止)、そこから綿棒にたっぷりと塗り、つける) あと、大変だったのがお風呂。とにかく抜糸までは傷口をかばいました。 僕がやったのは、アイパッチ(バンドエイドのデカイ版?)を買ってきて、お風呂に入る前につけ、水が入らないようにテープでコーティングしました。髪を洗うときも、顔がぬれないように上を向いて洗ってました。そのときに、耳に水が入ってくるので、耳栓をしてました。 これが抜糸まで毎日続けられます。しかも僕は朝、夜とシャワーを浴びるので、一日2回です・・
ようやく抜糸です。術後11日目です。 自分は身体に糸を縫う、ということをしたことがないので、抜糸するとき、痛いんじゃないか??と不安がってました。ヘタレですわ・・・ お医者さんに、「抜糸って痛いですか?」と聞いたら、「痛くないですよー」と言ってくれた。その後、「すみませね、不安でしょう?」と言われてしまいました。こっちがすんません、ヘタレなもので・・ 抜糸はものの2,3分で終了。 傷口はといえば、まだ腫れてます。あとは時間が解決してくれるでしょう。 これでようやく、治療は終了しました。「あと一日だけ軟膏塗ってればOKですよ」 そしてやっと、お風呂に入るときにアイパッチをしなくてすむ!顔も普通に洗える!心は軽くなりましたとさ。 一ヵ月後、もう一度経過を診せに来てください、といわれましたので、いってきます。
術後一ヶ月が立つので、診察をしに病院にいった。ひさしぶりの病院。。 しっかし、相変わらずたくさんの患者さんがいる。こういう場にいると、本当に健康というものがどれだけ貴重、かつ得がたいものかがわかる。 最初に視力検査をして、その後、診察を受けた。 医師:「どうですか?かわったことはありませんか?」 僕:「ないですねえ」 なんて会話を交わし、僕が質問。 「どのくらいで腫れはひくんですか?」 正直言って、術後一週間から、そんなに腫れは変わっていない。なんだかこのままなのかな?と不安だった。 「そうですねえ、2,3ヶ月はかかりますね、デリケートな場所なんで」 と笑顔で返された。 現時点で、まだ下垂している。だけど、術前と比べればあがってるんだけどね。 「腫れが引いた頃には、下垂も解消されますよ」 その日がくるのが待ち遠しいです。 次回、3ヵ月後の5月に、診察の予約を入れ、病院をあとにしました。
前回の診察から3ヵ月後の診察。 相変わらず大学病院ってのは待ちますな。人多すぎ。。 前回とまったく同じく、視力検査からスタート。 これまた前回と同じ視力だった。でも最近、というか少し以前から目がかすむんだよね、悪くなっているのかな?? そのあと、診察があった。 医師:「どうですか?その後の調子は?」 僕:「問題ないですねえ、あ、でもまだ腫れは引かないですね。いつぐらいになったら完全に引くんでしょう?」 医師:「あと半年かなあ。気を長くもってね。あと、今後は問題なさそうなので、なにか問題が起きたら来てください」 てな感じで終了しました。まあ結果問題なしです。 あと半年、これで完全に腫れが引いてくれることを望みます。
管理人が、「眼瞼下垂」について知り、その後お世話になったサイトです。
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